新しい給食センターを作ろう!~見学者が「ワクワクするか」「働きたいと思うか」~

とある自治体で学校給食センター新設事業があり、学校給食業者や厨房業者などと「新しい給食センター事業」の提案について、追求会議を行いました。


給食センターは、「食育」の推進の一環から学校給食完全実施のために整備するもの。

これまで学校給食といえば、各給食室でその学校分の給食を調理するいわゆる「自校方式」と呼ばれるものでしたが、コストと安全管理の面から複数の学校に給食を提供する「給食センター」を整備する自治体が主流になっています。


この給食センターは、対象となる生徒数に応じて3000食~1万食分/日の給食を提供できる機能が必要でした。そのため、銀色に光るステンレスの厨房機器がずらりと並ぶ、いわば「食品製造工場」のようなものです。


しかし、これから地域に求められるのは、地域の未来をつくる「食育拠点づくり」。提案には、地域貢献と「食育」を組み込みたい!


そこで、こちらから敢えて挑戦的に「フタされた厨房機器が並ぶだけの給食センターを見学して一体何が面白いの?」、「どこを見学すれば子供たちや見学者が興味を持つの?」、「逆に職員サイドとして見せたいところはどこ?」、「見るだけでは物足りない、やはり体験させてこそでは?」、「いっそ子供たちにココで働きたい!と思わせるにはどうする?何する?」と、矢継ぎ早に提起してみました。


すると他の参加者から

「これまでは厨房機器が並んでいるのを見せるだけで、全然面白くない!」

「本当は出来立てのごはんや、煮物の匂いで刺激したい。でも衛生上、隔離しているので無理…。」

「でも煮物の大きな釜は見ても迫力あるよ!」

「見せたいのは一生懸命作っている我々の姿!!」

「いっそドローンを飛ばして職員の表情を見せるか?!」(これはみんなから「やりすぎ!」とコメント。笑)

「中学生の職業体験の場、にするが、これをもっと膨らませたい!」

「市内大学と連携して献立作りをしては?!」


...と様々な想い、志に根ざした意見が出てきました。


類設計室は活力ある社会を実現するために、“常に枠を超えた追求”を行っています。実はみんな“枠を取り払って可能性を追求したい想い”は同じです。


この想いを結集して現実の施設作りに持っていくことが重要だと、背中をグッと押された瞬間でした。


さらに、いつもは発言の少ない関係者から「あのう...、調理の匂いを見学者に届ける仕組みについて考えてきます…。」と主体的な発言が。他のメンバーの志に刺激され、自ら進んで役割を担ってくれる空気になっていることで、大いに可能性を感じる場になりました。


これからの社会においては、志が不可欠です。志を基盤にこれまでになかった新たな場づくりが始まります。


これからも思考の枠を超えた、志に根ざした本物の追求を実現していきたいと思います。


類設計室 営業 小林雅志

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