【子育て通信】幼児に近代観念は一切通用しない !

ある日の幼小科の授業。

授業体験に来た生徒もいて、クラスの半数以上が幼児(5~6歳)たち。

そんなクラスで3人1組で、写真と同じ形を積み木で作るメニューをやってみました。

案の定、「私がやる!」「僕がやる!」「何で1人でやるの、待ってっていってるやん!!」

仲間と一つの課題を一緒にやる力が足りず、今にもケンカが始まりそうなグループがありました。小学生だったらケンカに発展しないことが、当たり前だけど、幼児はケンカになるんです(笑)


そんな子供たちを前に「みんなで一つの課題をやるんだよ」といっても通用しません。

幼児には、聞こえのいい標語なんて一切通用しないんです。

「○君がこういっている、□君はこう言っている、でも積み木は一つしかない。○君だけがやったら□君も△君も何も出来ない。どうする?」こういう具体的でわかりやすいグループ追求を、まさに起こっているその時に投げかけ、自分たちで解決していくことが求めらています。


小学校に入れば、近代観念だらけ。

近代観念とは、「自由」「平等」「博愛」「平和」などに象徴されるような観念ですが、これらの問題は、個々の言葉にあるのではありません。これらの観念の問題は、「そうなっていない現実に対して、それに反する架空の正しきことを提示して信じさせるだけで、現実は何一つ見えないし現実をどうするかを考えることも出来ない(出来なくさせる)」こと。


だから大人は、「みんな仲良く」「喧嘩はダメ」「みんなで考えることが必要」といわれるとそれっぽく分かった風になるけれど、ひたすら現実を生きている幼児には、そんな言葉を投げかけても、全然通用しない。この通用しなささが面白くてたまらない!

これは私たち大人も、当事者である子供たちも、お互い力がつくな、と本気で楽しみになりました。

近代観念にまみれていない=本来あるべき姿で何事も吸収しようとする幼児たちに学び、私たちもとことん向き合っていこうと思っています。

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