「こんな次元で考えるのは初めてだ!」世界を広げる事が活力になる時代

こんにちは、企画室CAPの橋本です。

企画室の仕事は、数十年先を予測し、経営者や現場の方々との先の時代をどう生き残っていくのかという経営戦略などのカタチにしていくことです。

この間、お客様と打合せを重ねるなかで、評価の軸が変化してきていると感じます。


◆建物の設計から学びのデザインへ

 「より上流へ」。

これは、世間全般の流れであり、私達が携わる建築設計の領域も同様です。

建物の設計以前に、どのような人材を育成するか、どのような学びをデザインするかという議論から参加する事が多くなってきています。


今後、私達設計者の価値もそこで決まるようになってくると考えています。


◆これまでの思考の枠を開放する

18歳人口が年々減少する中、どの大学も生き残りを掛けて必死です。

この間、とある大学で、新設学部を検討する経営者会議に出席させて頂いた際に、ちょっとした驚きがありました。


会議において、私達はまず“社会から大学が期待される事”を共有するために、社会や人々の意識、求められる能力、それら能力を獲得する学びについて、時代の変遷をお伝えしました。


その際、大学の方から出た言葉が印象的でした。


「どのような人材を輩出するかという議論から、新設学部の検討を行うのは初めて」と。それも、ワクワクした表情で語っていただいたのです。


偏差値が少し上くらいの大学から流れてくる人材をいかに確保するか、同レベルの大学とどうやって差別化するか、学生うけする広報戦略をどうするか。


おそらく、過去の新学部の構想は、こういった目先の議論で占められていたのだと思います。

そこに「学生のため」という意識がどこまであったかはわかりません。


そして、そのような仕事を担う大学の方々も、潜在的なところで、常にモヤモヤしていたのだと思います。


そのような思考の枠が開放された事によって、上記の「ワクワクした表情」につながったのではないでしょうか。

◆対象世界を広げる事がみんなの活力になる時代

自分達の学校の学生募集どうする?という視点から、次代に求められる人材育成をどうする?という視点に変わると、対象世界は一気に広がります。


人の役に立ち喜ばれる、社会の役に立ち喜ばれる、そんな本源的な欠乏が増大し、また、それを実現するための障害が殆ど自分の意識だけとなるなかで、中身に踏み込めば踏み込むほど、全ての関係者が充足し、活力をもてる時代になっています。


私達の役割は、そのような場づくりにある。
人々の対象世界を広げ、みんなの活力を引上げることです。


設計という職種に限らず、これからの仕事(=誰かの役に立つ)の基盤には、つねにこの評価があると考えている。


大阪設計室 企画室 橋本宏

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