勝ち星ゼロ男から、勝てる男になるまで

10月から、新しい期が始まる。

企画室から計画房へと配転する今期、企画室で闘った2年半を振り返ってみた。

■勝ち星ゼロ。闘う中で見えた自らの壁

入社3年目の春。意匠房から企画室へと配転。


中央研究所の歴史を紐解き、これからの研究所とは?の追求

2万㎡もの総合病院設計、100年以上もの歴史をもつ復興小学校の改築設計プロポーザル

4社協働で取り組んだ学生寮プロポーザル


社内外での打合せ、ブレストを通じて、場をつくり、人をまとめることに自信がついた一方で…

勝ち星は、ゼロ


自らの認識、個人の力、自分の意見を押し通す猪突猛進な追求…

このままでは勝てない

そう本気で感じた年だった。


■視野の狭さ、同化の浅さを痛感

企画室2年目。


1万㎡を超える中央図書館の設計プロポーザルでの勝利。

スポーツクラブ設計の正式受注。


先輩方に導いてもらいながら、ようやく成功体験を積むことができた。

その一方で、後半は課題量にのまれ、「こなす」意識が強くなっていった。


その結果…

総合病院設計プロポーザルの再チャレンジは敗北。

都市計画マスタープランの検討業でも成果不良によるクレームを発生させてしまった。


社内の仲間の想いを羅針盤に追求する姿勢が身につきつつも、

目の前の課題を「こなす」

目の前の相手への同化に「とどまる」


「任せられる男」になるには?

自らの視野の狭さ・同化の浅さが壁であることを痛感した年だった。


■勝利を掴む 次なるステージ

企画室3年目。


6つの機能の複合施設、小中合築・連携校の建替え、日本一のファッションスクールといった、3つのプロポーザルでの勝利。


「ようやく勝てる男になったな」

設計室長、上司から、そう言ってもらえたことが、何より嬉しかった。


対象への徹底同化の実践を通して、勝つための照準を定める感覚も掴めた。

一方で、構造化・言葉化には常に苦戦。ずっともう一歩…という感覚があった。


勝利の先に視えてきた、次なる壁は、みんなの想いを構造化・言葉化しきること。本質を見極めること。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


勝つか。負けるか。

そうした厳しい闘いの中で、実践を繰り返したことで

自分自身の壁を見つけることができたし、

真正面から向き合い、突破することができたのではないだろうか。

                                       

(東京設計室 柴田英明)



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