「技術者」とは、歴史構造を紐解き、新たな価値を提示する者

弊社では今、「建築、材料の歴史を紐解く」ことへの期待が集まっています。

その実践として、今回は「リノリウム床材」の可能性について紹介します。

■歴史的背景から見えてきたもの

リノリウム床材は、ヨーロッパでは主要に使われますが、日本では安価で、製作工程の短い「塩ビ系」が選択されやすいのが現状です。


でもここで改めて、

「なぜ塩ビ系なのか?」

「推進したのは、塩ビ系のメンテナンス材を売るワックス会社?」

「床材の劇的な仕様変更を強いた下水道改正の主犯は誰か?」

「昨今のコンビニが塩ビからセラミックに一斉移行した訳は?」

「LEEDなどの環境指標は誰がつくったか?思惑は?」・・・・


等、こうして事実を掘り下げていくと、床材ひとつとっても米国・ヨーロッパの覇権争いが見えてきます。


■リノリウム床材の性能を直視する

一方、リノリウムは、約100年前から存在します。

全て天然素材(亜麻仁油・ロジン・ジュート・天然色素・石灰岩・木粉)でつくられており、化学物質は入っていません。

そして、①抗ウイルス効果 ②抗菌効果 ③脱臭効果 ④抗アレルギー効果 といった4つの効果も実証されいます。

今後、塩ビ製品に変わって主流になっていく可能性が高い材料ではないでしょうか。

■歴史構造を紐解くことで、新たな切り口が見えてくる

事実を追求し、歴史を紐解いていくと、実に様々なものが見えてきます。

正しい選択とはなにか?次代に求められる材料・工法はなにか?

その答えを導く切り口が、浮かび上がってくる。


歴史構造を紐解くことで、教科書的な知識や目先的な潮流に囚われず、次代に求められる価値を提示すること。

「技術者」とは「技術屋」にあらず、モノの求道者である!

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