人が変わるのは簡単ではない。本人が“本気”でやるかどうか

 数ヶ月前、ある物件のプランニング(平面計画)の課題で、全く成果を上げられず「このままでは任せられない」とディレクターから厳しい指摘をもらいました。(>-<)


でも、このままでは終われません。最後のチャンスとして、物件への「同化過程」の時間をもらい、“ゼロ”からやり直しました。


 物件コンセプトに込められた、事業背景やお施主さんの想い・仲間の想いが記された「営担与件書・ディレクター指示書・社内板投稿」をすべて読み返し『キーワードを図解化』。それを基に、もう一度ディレクターと打ち合わせし、「これでようやくプランニングができる」と成果品に対しては◎の評価をもらいました。


 この過程を経て、今までは考えている“つもり”で、自分の好みや感覚だけに頼ったものだと、自分の同化力・追求力の不十分さを直視。無能を自覚。今までのやり方では全く持って不十分であり、もう一度ゼロからやり直さなければ変われないと“危機感”を持ちました。


 ディレクターからは

「このままでは“上手くいきそうにない”と不整合感を感じ取れているか。それを捨象して目先的に進んでも手戻りが多く(決まらず)むしろ倍以上時間がかかる。」

「自分の好みや感覚だけに頼らない。それは自分の趣味の領域であって何も実現しない。そのために、ディレクター指示書などの武器を与えているのだから熟読して使いこなすこと。」

「自房(意匠)の領域だけで課題を捉えていては、実現したい空間・幹など見つからない。それではディレクターや計画房との会話が成り立たない。」

と、根本的な“思考構造”について指摘・アドバイスをもらいました。


そして最後に、

「相手の根本的な思考構造を変えるのは簡単ではない。伝えることはできるが転換させることは難しい。あとは本人が“本気”でやるかどうか。」


 数ヶ月前の出来事ですが、今でもこの時にもらった言葉を反復して課題に取り組んでいます。つい最近、同じプランニングの課題で「良くできている。日々成長しているな!」と評価をもらい、とてもうれしかった!


 最初からなんでもできるスーパーマンはいません。まずは指摘してくれる仲間に感謝し、自分の無能さを受け入れること。そして変わるために“本気で行動すること”。その先には今までと全く違う成長した自分が待っているはずです。


意匠設計 高橋謙太

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