【子育て通信】夏休みはたくさん走ろう!~子どもの学力と体力の知られざる深い関係

こんにちは☆いよいよ夏休みに入りましたね。

子どもたちの「やったね♪」「ワクワク☆」とは対照的に、保護者の方からは「時間があるから、普段よりダラダラしがちなのよね。」「でもせっかくの夏休みなのに『勉強しなさい!』だけじゃぁ続かないのも分かるし・・・」といった声もよく聞きます。

そんな方に朗報です!!

なんと「身体活動こそが学力を驚異的に伸ばす」ことが、最新の脳科学の研究で分かってきたのです!


●身体活動こそが、学力を驚異的に伸ばす!

スウェーデンでの研究では、毎日体育の時間を組み込んだ小学校のクラスと、通常どおりの週2回体育をこなすクラスとを比較した結果、体育の授業回数以外の条件(居住区や授業内容など)はまったく同じだったにもかかわらず、毎日体育をしたクラスのほうが算数・国語・英語において成績が明らかに優秀だったことがわかりました。しかもこの効果は、その後何年も継続することも確認されました。

また、アメリカでの小学生250人を対象とした調査研究でも、生徒の心肺機能・筋力・敏捷性を計測したところ、体力のある生徒たちは算数と読解のテストにおいて高得点でした。同じくアメリカ・ネブラスカ州での1万人を対象とした同様の調査でも、体力的に優れた子どもは、そうでない子どもより算数や英語の試験で得点が高いことが判明しています。


●理由1、「海馬」の成長

記憶中枢として脳に鎮座する海馬は運動によって刺激を受けると成長することが確認されていて、10歳児の脳をMRIでスキャンした結果、体力のある子どもは実際に海馬が大きいことが判明しました。さらに、身体を動かした直後、物事に集中できる時間が長くなることも立証されており、記憶力と集中力の向上、この2つの効果によってより多くの学習内容を脳に定着させられたのだと考えられています。

数々の実験調査からは、たった4分の運動を一度するだけでも集中力が改善され、10歳の子どもが気を散らすことなく物事に取り組めることも立証されました。


●「縄跳び」をすると「算数が得意な子」に育つ

アメリカの研究チームが、肥満ぎみの小学生を集めて、放課後に縄跳びなどの運動をさせたところ、特別な勉強はしていないのに、みな一様に算数の試験の得点が上昇しました。

ランニングやボール遊びでも同様の結果が得られており、とりわけ試験の得点が大幅に上がった子どもたちは40分以上、心拍数が1分間で最大150回まで上がる「息が切れる運動」をしていたことがわかっています。


●理由2、「白質」の機能強化

じつは運動をすると海馬だけでなく、脳の「白質」と呼ばれる部位の機能も強化されることがわかっています。白質はおもに情報伝達を担うケーブルの集合体で、脳の左側の白質が「数学的な能力」にかおかわっていることが最近の研究で判明しました。

白質の機能を高めるために、とりたてて激しい運動をする必要はありません。毎日をできるだけ活動的に過ごせば白質は強化されることがわかっており、子どもを外で遊ばせることがめぐりめぐって机の上で行う勉強にも良い影響をもたらしてくれるということです。

いかがでしょうか。

子どもが毎日15分遊べば、大量の読書や勉強をしなくても学力を伸ばせるのです!

しかも、最も運動の恩恵を得られるのは小学校に通う学童期だそう。

タブレットやスマートフォンは置かせて、たくさん遊び、たくさん走ろう!と子どもを外に送り出してみましょう。ただし、熱中症にはご用心を。

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