"軽々しく都合よく" そんな総括では成長しない

類グループでは毎週末に、この一週間で取り組んだ課題の達成度や気付き、次週に向けての段取りを全社員が社内板(社内イントラネット)に投稿しています。

一週間に一度、自身の仕事の取り組み方を振り返るわけですが、特に大切だと思うのが、上手くいった事ではなく、上手くいかなかった事の総括です。

どこに自身の仕事の姿勢や頭の使い方に不十分な点があって、どうしたら変わっていけるのかをしっかり分析することで少しずつ意識され、成長につながっていきます。

成果不良をどう捉えるか

先日私のチームのスタッフも成果不良を起こしてしまいました。あるオフィスの新築計画でプランニングを任されていましたが、照準が定まらないために思うように計画できず、ディレクターから厳しい指導を受けました。

ここまではよくあることですが、週末の投稿では上手くいかなかったことへの悔しさは感じさせつつも、『照準力を鍛える機会にしようという期待をもらった』『瞬時に判断を下していく姿を見てすごく刺激を受けた』と“前向きな総括”に置き換わっていました。


でも、実際の指導はそんなものではなく、危機感を持つレベルの成果不良から、

『照準がずれたその思考方法では絶対にプランニングできない』

『実現したい事が鮮明にならない検討を続けて、設計者として何をお客さんに説明するつもりか?』

『用意された赤入れをなぞるだけの検討で、自ら半歩でも課題を前に進めたのか?』

という厳しくも真っ当な指導でした。


足りてない部分に踏み込み指摘する方が、逆に活力を生む

これを改めてスタッフに伝えたところ、その時は少し落ち込んだ様子でしたが、次の日からは顔つきを変えて仕事に向かい、『絶対に変わりたい。指摘してもらったことを日々反復して、半歩でも前進した姿を見せたい』と話してくれました。

不十分な仕事に対して、『期待を受けた、刺激をもらった、(憧れている)◯◯さんのようになりたい・・』などと、"軽々しく都合よく"捉えた総括では決して成長しません。


また、指導する側の姿勢も大切で、『彼は不十分だけど、この部分は頑張っている』『あの子にこう言うと落ち込むかもしれない』といった迎合ではなく、「足りてない部分に踏み込み指摘する方が、逆に活力と成長を生み出す」のだと私自身が認識するきっかけになりました。

人材指導は難しくもやりがいのある役割で、スタッフの気づきを通して私自身も大きな気付きを得ています。

(大阪設計室 意匠房 安藤 広海)

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