【子育て通信】「あ~っ!センセイ間違えた~!」の効果

みなさん、想像してみてください。子供が難しい問題にぶつかってしまったとき、子供たちは大人たちに何を求めてくるでしょうか?

「答え教えて!」だと思いますか?はたまた「替わりにやって!」だと思いますか?


今日は類塾のO先生の授業で起きた、生徒の追求力が解放されたある“事件”をご紹介します☆

O先生のいる教室は今、算数・数学のグループでの計算リレーが大盛況。

ある日、小学合体算数で、『20×20÷20×20』が計算リレーの最終問題として登場。

子供たちは競争ごとが大好き!だからみんな必死です。すると、他のグループから少し遅れをとっているグループの横をO先生が通りかかり、「同じモノをかけて割っても…」と、不用意につぶやきました。

すると、一人の生徒が、「あっ!(ピン☆)」という顔をして、「1÷1とおんなじや」と、アンカーの子につぶやくと、”1”と答えをかいたアンカーが、ドヤ顔で手をあげました。


さて、丸つけの時がやってきました。

1問ずつ、「せ~の~」で皆で答えを合わせます。と、ラストの問題で、O先生が介入したグループから、不協和音が鳴り響きました。答えがみんなと違ったのです。

O先生のアドバイスを信じた子供たちは『×÷の計算は(素直に)マエから順番に』という普遍性をガン無視、(20×20)と、勝手にカッコをつけ、計算式を作り変えていたのでした。


不正解と知るや、そのアンカーとグループメンバーの視線はO先生に注がれ、「あ~!センセイ間違えた~!」という声と共に、既に正解した他のグループから、「なんで間違ったか分かったで~。カッコつけたんやろ~」という適切かつ鋭いつっこみが(笑)

ところが、O先生が申し訳なさそうに、間違えたグループに「×÷の計算は、マエから順番に。( )があればカッコからだったね」と伝えると、子供たちは先生を責めるどころか、「あっ!だったらこの問題もそうや!」と、一つ前の問題でも同じようにカッコをつけて間違っていたことを発見し、更なる追求がはじまったのです!


O先生の中で電流が走りました。そういえば、生徒たちの追求力を上げるための講師の役割は何か?という社内の追求会議でも、

「(分からないことがあれば)生徒と一緒に追求すればいいだけじゃないですか」や、「先生が答えられない方が、生徒が喜ぶに決まっている」という発言があり、目の前の現実がその時の事と見事にクラッチ!まさに、”コレだ!”と。

子供たちは、自分たちで答えを見つけていくことに、また、その過程に楽しさや喜びを見出しています。だから、子供たちの学びの場に、教えようとする大人がいると、それだけで子供たちはしらけてしまうし、追求の芽をもぎ取ってしまうことになるのです><

子供たちが求めているのは、本当は“教えて欲しい”ではなく、“一緒に追求”することなんです。もっと言えば、「学びは楽しい!」だから “一緒に楽しみたい”というところなのかも知れません☆

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