全社劇場会議を受けて設計室で起きている2つの変化!

設計業務は、一部の役職を除けば、アンケート部隊に比べて外に出る機会は多くない。
しかし、本質は外に出ることではない。建築設計は決して一人では実現できない。一つのプロジェクトを完遂するのに、多くの人が関わっていく。故に人間関係が、全ての成果を規定する。

だからこそ、アンケート部隊が見出した認識は、建築設計にもそのまま当てはまる。

中でも大きな気付きは、身に染み付いた様々な“枠”がいかに可能性に蓋をしているかだった。

逆に言えば、これらの“枠”を破壊しさえすれば、急激に意欲と能力を上昇することができるということ。

全社劇場会議を受けて、設計室では大きく2つの変化が起きた。

1.トラブルこそ裸になって追求

全社劇場会議開催後に、ある案件でコストトラブルが発生した。
調整を重ねれば納まるという範疇を超えており、誰も経験したことのない未曾有の課題として私たちの前に現れたのだ。
これまでだと、設計室全体が重苦しい空気に包まれていた。担当の意欲も活力もこうあるべきで封じ込まれていた。周りも腫れ物にさわるような感じだった。

しかし、まずは担当者が腹を括り、自らに巣くっているあらゆる枠を破壊して裸になることで、まわりの空気が一変したのだ。背水の覚悟・境地が、可能性収束の扉を開き、みなの追求回路を解除させた瞬間だった。

そうなると不思議なもので、担当、チームという枠をも超え、事務所のあちこちから無数のコスト削減アイディアが祭り場のように沸き出てきたのだ!

立場も経験も関係ない、あらゆる枠を超えて、どう突破するかという一点で事務所全体が盛り上がり、様々にみなが力を発揮していた。
そこには、重苦しい空気は一切なく、楽しく追求している集団の姿があった。

また、その空気・熱量は、本来クレームとなってもおかしくない対象の施主にも伝搬し、突破するにはどうする?を共に考える追求仲間へと変容していった。
これらの案件は未だ渦中ではあるが、トラブルという心情的には苦しい事象においても、裸になってみなの力を集約すれば、どんな問題をも必ず突破できる実感を掴むことができた。


2.上手くいっていない現象こそ可能性に反転できるチャンス

例えば、現場運営が上手く回っていない監理者が、課題を抱え込んで表情が暗くなっていた。

そこで、アンケート部隊を真似て、帰社後に同じような状況の者同士が集まってグループ追求を始めた。上手くいっていない現象、出来ていないことこそ可能性という認識をもとに、各人の不安や抱え込みを開き出すようにした。

すると、徐々に新人監理者の意欲、活力が漲り、表情が明るくなっていった。それだけではない。楽しく追求している場が事務所のあちこちに生まれ、全体に伝搬してきたのだ。


成功体験を真似して実践できるのが類グループの強み!!

建築設計という枠の中だけで物事を思考すると、どうしても行き詰まってしまう。
そんな時、他部門から得られる学びや気付きは多い。今回のアンケート部隊のように成功体験を真似できる実現態がそこに存在している。これが類グループの強み。

今度は設計室の番。真似できる成功体験を他部門にも社会にも供給できる設計室を目指す!

(東京設計室 高田康史)

0コメント

  • 1000 / 1000