魚沼講演会からみえたこと~地域の人々と共に未来をつくる~

こんにちは!東京設計室の内堀です。

先輩CAPの地元から「市民や建築士会で協力をし、自分たちでまちづくり、生きる場を作って行くそんな空気感を醸成していきたい」との依頼を頂き、3月14日に私を含めた社内メンバー3人で講演会の講師を務めさせてもらいました。


当日の講演会には、地元建築士会の会員の他、市の職員も併せて約20人の方が参加してくださいました。

◯ありたい姿を鮮明にし、「どうする」を追求する。

準備にあたって、「講演を通じて何を実現したいのか?」を軸に社内の地方出身者で講演会チームを構成しました。特に今回は「自分たちでまちを活性化させていきたい!」という建築士会の想いを捉えられる内容を意識し、参加される方が自身の考えを出しあい、当事者意識を持って自分たちの市の現況を再確認してもらえるトークやグループワークをどのように構成するか、企画室や営業担当も巻き込んで何回もすり合わせを行い当日を迎えました。


講演では、時代や人々の意識の変化を分析しながら、実際に手がけたプロジェクトをモデルに、さまざまな大学や企業、地域の生き残り戦略を紹介しました。なかでも、魚沼市の強みや弱み、可能性はどこにあるのかなどをテーマにしたグループワークを行ったことで、出席された方が日頃感じている思いや、今後のありたい姿を鮮明にすることができました。


◯強みと弱みは表裏一体。

私自身の一番の驚きだったのが、周りから見た時に強みだと思える部分(今回でいうと自然環境)でも、実際に住んでいる人によっては弱みだと捉えている人もいるということです。

私がこの地域を訪れて第一印象は、「きれいで透き通った市」でした。空気や水が綺麗なのはもちろん、川や山等の景色もすごく透き通っており、雪は多く残っていましたがそこまで寒くなく、過ごしやすい陽気だと思いました。

しかし、グループワークではこの自然環境(特に豪雪)が弱みだと思っている人が多くおり、強みと弱みは表裏一体の関係にあることに気付かされました。一方で、この弱みだと思っている部分をどのように強みに変えていくのか、これを地域一丸となって考えていくことこそ、「自分たちで生きる場をつくるための第一歩」なのではないかと思いました。


◯みなで追求する場をつくること

講演の間と終わりに2回グループワークの場をはさみましたが、みんなで課題を共有し、追求することが新たな発想と可能性につながったようです。

講演後の感想では、「これからの地域のあり方や地域のチームワークをさらに高めるために、建築関係のみのグループワークではなく、地域に住む人たちとの対話を深めていきたいと思います。」など魚沼市の中からで「自分たちでどうする?」を考える基盤が生まれてきています。

◯全員が当事者として地域を盛り上げる

これからの時代は、建築設計の枠を超えて、「より地域に近い位置」で「地域の人々と共に」まちづくりやひとづくりにも取り組んで行く必要があります。それぞれのまちで明確になった課題を「どのように可能性に転じていくのか?」「政策等も含めて地域の未来をどう切り開いていくのか?」を、私達も当事者として一緒に考えることが、地域の市町村の思考を開き、活性化の触媒になり得るのでないかと感じました。

今回の講演をキッカケに、役職などの枠を取り払って「そこに生きる人達自身が活力を持ち、自らの手で生きる場をつくり、活性化していきたい!」と思えるような場づくりをしていきます。


東京設計室 意匠房 3年目 内堀克哉



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