“伝わる”ポートフォリオとは?(を学生と若手社員で追求!)


大阪事務所にてポートフォリオ相談会を開催しました!

(※ポートフォリオとは、建築系の学生が、自身の活動の成果品をアピール用にまとめたもの)


突然ですが、ポートフォリオの作成って難しくありませんか?


私も就活時期にポートフォリオを作成しましたが、最初はどのように作ればいいのか?採用担当の人がどこを見て評価するのか?がわからず、モヤモヤしながら作成した記憶があります。

学生同士、ましてや一人で考えていても、これがなかなか進みません。

おそらく同じ悩みを抱えている学生は多いのではないでしょうか?

(学生・社員のグループ追求の様子)



そこで、学生と普段建築設計をしながら募集活動も行っている若手社員とで、「“伝わる”ポートフォリオとは?」についてグループ追求しました!

ポートフォリオと言うと、学生の皆さんは「作品の表現方法」や「レイアウト」、「ポートフォリオそのもののデザイン」を思い浮かべるかもしれません。

けれども、実際は設計後(図面、パース)だけではなく、設計以前(敷地に対する想い、課題の捉え方)や設計途中(建築翻訳の思考、形態追求の過程)の中身を、いかに相手に伝えられるかが非常に重要なのです。


今、社会で求められているのは、単にこれまでにない新しい形態や奇抜なデザインの建築ではなく、徹底的にその建物を使う人達や、その建物が建つことによってその街・地域の人達の想いへの同化することです。その上にデザインは成り立ち、みんなに共感されるのだと思います。


対象(お施主さま・地域)の欠乏をどのように捉え、それをどのように建築に翻訳したかを語れなければなりません。

採用担当も「大学での設計」ではなく、そういう「現実社会での設計」ができるかどうかをポートフォリオで見ています。


(グループ追求の一例)



このグループ追求を通して学生からは、

・設計した空間を相手に追体験してもらえる言葉が重要。見た人がどう感じるかを想像することが重要。

・短時間かつ初めて見る人の事を想定して、結果だけでなく思考過程を図式化し、深く理解してもらう。

・設計の結果(図面・パース)だけでなく、設計途中に考えたこと、設計以前(敷地環境(自然・人)への想い,背景)に考えたことを伝えると設計結果がより伝わる。

・設計結果、設計途中、設計以前、どれかを断片的に伝えるのではなく、一貫性・ストーリーある伝え方が重要。

・論文はポートフォリオに載せるのは難しいと思っていたが、相手に伝わるにはどうするかを考え、伝えたい論理構造を図式化することができれば、設計課題同様伝えることができそう。

などさまざまな意見が出ました!


「設計以前」「設計途中」を伝えることで「設計後」の中身がより鮮明に伝わること、そしてそれらが一貫したストーリーとして説明できるポートフォリオが伝わりやすいことなど、学生の皆さんにとって多くの気づきがあったようです。

中には、「設計以前」「設計途中」の部分が語れず、悔しい思いをしている学生もいました。ここでの気づきを各学生が持ち帰り、第2回でどのように成長してくるかがとても楽しみです。


学生、社員両方に気づきが多いこの企画はこれからも続けていきたいと思います。


★次回は12/9(土)です!

参加者を随時募集していますので、興味のある方は、下記連絡先までご連絡ください!

(kenchiku-bosyu@rui.ne.jp 担当玉田)


一緒に“伝わる”ポートフォリオを作っていきましょう!

(大阪設計室 意匠房3年 玉田祥太)

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