【人材育成】遅刻の本音。やっぱりそこか~!(後編)

周りの気持ち・相手の期待を全然つかめていなかったK君。

そのことをもっと深く捉えて欲しいと、先輩はさらに

「部門長が、何で“お店で働かないか?”と声をかけてくれたのだと思う?」

「部門長は、何を学んで欲しいと思っていると思う?」

と投げかけてみた。

K君から返ってきた返答は

「農業の流通から販売までを見ることが勉強になると思ったから」

と目先的な部分。


なので、

「それを学ぶだけだったら数日働いただけで掴めるよね?もっと深い期待だよ。」

部門長が一番学んで欲しいと思ったことは、『相手の期待をどう掴むのか?』というところ。何かを実現していくためには、仲間が必要。そして、仲間の期待、周りの期待を掴んでいかなければ、実現していかない。そして、仲間の期待を掴むには、派遣的スタンスではなく、自分もそのチームに身を投じて本気でその期待に応えていくことが必要。部門長はそこを掴んでいって欲しいと思っている。」

と伝えた。


一回では消化しきれていない様子だったが、K君は、その後、自らスタッフに謝りに行っていた。

そして後日、その話を社内板で知って気になっていたMちゃんが、「遅刻で突っ込まれたらしいね~^^」と聞いてみると、こんな言葉が返ってきたそうだ。

「自分はその職場には2~3週に1回しか行かないので、そこのメンバーにとって、居てもいなくても変わらない存在だと思っていたんですけど、それが思い違いで、仲間だと思ってくれているって聞いて、もっとできることがあるんだって思って、申し訳なかったし、もったいなかったです。」

「その後、その職場での勤務が一回あったんですけど、見方が変わりました!以前自分は、【モノ】を見ていたんですけど(ex.この棚のものが減ってるな、ここの出したいものが溜まっているなetc)、その時からは【人】を見るようになりましたね(ex.この人は今忙しそうだな、この人は余裕ありそうだし、次これをやりたそうにしているな)。だから、前よりはチームワークを意識するようになったんじゃないかなと思います」


Mちゃんは、一度指摘を受けただけでここまで(言葉化できるくらい)意識が変わっているK君にも感動したし、指導してくださった先輩たちの期待の深さにも感謝したという。


K君の様に、学びたい気持ちが強い学生さんは、表面的な経営手法等に目がいきがちになる。

しかし、一番重要なのは「相手の期待・気持ちを掴む」ということ。

その壁に、学生の内に気づけたことは、大きな転機になるはず。

これからのK君の変化がとても楽しみだ。


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