お部屋紹介は情報提供じゃない、「どうする?」を共に楽しむこと

最近は、今まで一人住まいをしたことが無かった新婚の方のご案内や、大阪に始めて来られる単身者の方のお部屋探しのお仕事が多かった。見知らぬ土地や、人生の新たな第一歩ということで、彼らは住まいや周囲の環境にまつわる情報をとても熱心に収集する。


そんな状況も相まって、物件情報を資料上でご紹介する過程や実際に物件を見て回る過程で、様々な質問を受ける。私は大阪で5年強不動産の仕事をしているが、大阪の隅々まで知っているわけではないので、全てに応えることは不可能だ。そんなこともあり、役に立つために今までは地域情報にせよ、不動産の知識にせよ知識量を養っていかねば!と意気込んでいた。

もちろんそれは必要不可欠なことだと思うが、それ以上に大切なことがあると気付いたことがあった。

それは、お客様と一緒に探索を楽しむこと。大阪にはじめて来る単身者の方との複数の地域の物件を比較しながら物件を見て回っていた。私も紹介物件の近隣地域をくまなく知っていたわけではなかったので、「クリーニング屋はないか?」「レンタルビデオ屋はないか?」などお客さんと一緒に「あったら便利なもの」を探しながら内覧した。実はこのお客さんは午前中に別の業者で物件を見ていたが、二人で話しあった結論として「午前中に見た別業者さんの物件のほうが良くないですか?」ということになった。敵に塩を送ってしまうような形になったが、話せば話すほどその結論に近づいた。


その結果、意外なことにお客さんの方から午前中に他社の案内で見た物件を御社に紹介してもらうことは出来ないか?というご提案をいただき、結果その物件を当社でご紹介させていただき成約することができた。

これからの時代、情報を提供するだけでは勝っていけない。今回のように「どうする?」を一緒に追求する「楽しさ」を共有することが、お客様により喜んでもらえる成果につながる。従来の与える与えられるの関係を超えて、とことん一緒に追求する関係を築いていくことが求められていると感じた。

0コメント

  • 1000 / 1000